九州大学・大学院薬学府附属薬用植物園

九州大学・大学院薬学府附属薬用植物園

当薬草園の概要

1.薬草園の沿革

 薬用植物園は、1967年九州大学薬学部の実験施設として設置された後、1974年4月11日の国立学校設置法施行規則の改正により、薬学部の附属施設として正式に認可されました。1999年11年4月に薬学部組織の大学院重点化に伴い、本施設は大学院薬学研究科の附属となりましたが、2000年に大学院薬学府附属薬用植物園に変更され、現在に至っています。

2.展示の概要(薬草の種類)

 当薬用植物園には、250種超の薬用植物が生育しています。一般向けの薬草園見学会に関しては、「当薬草園に興味のある方へ」を参照してください。
 本園では半夏、当帰、甘草、黄芩など漢方薬に汎用される重要生薬の基原植物を栽培しており、特に当帰の基原植物として、ホッカイトウキ、トカチトウキ、ホソバトウキ、ヒュウガトウキなど数多くの品種を栽培しています。
 併せて、特定植物(法律で栽培が規制されている植物)の栽培施設を備えており、アヘン原料植物(ケシ、アツミゲシ)、麻薬原料植物(コカノキ)、大麻原料植物(アサ)などの植物を研究しています。ケシについては6品種(いずれも東京都立薬用植物園より譲渡された種子を栽培)、アサについては2品種を栽培しています。

3.研究の特色

 附属薬用植物園が開園すると同時に、大麻に関する研究を開始し、「無毒大麻」の発見とその固定に成功しました。本品種は「とちぎしろ」として種苗登録されており、幻覚成分を含まず、繊維としての品質も優れていることから、現在では、繊維を採取するために、栃木県等で広く栽培されています。また、大麻の研究は、薬学研究院生薬学分野との共同研究により、現在も継続しています。

4.教育活動

 本園では学部学生や大学院生に各種薬用植物の栽培法を教授しています。フィールドワークを通して薬用植物の実物を提供することによって、生薬学分野で活躍できる人材の育成を行っています。また、生薬学を専攻する学生に対して、薬用植物の栽培に関する技術・知識の教授を行っています。
 更に、本園は2000年より漢方薬・生薬認定薬剤師研修施設に指定されており、多くの薬剤師が研修を受けています。本施設における講義研修(年9回)と薬用植物園実習(年2回)の開催や漢方薬・生薬認定薬剤師試験(年1回)の会場提供を通して薬剤師の卒後教育も行っています。

jetizz kargo takip sendeo kargo takip kargoist kargo takip sürat kargo takip mng kargo takip diyarbakir evden eve ptt kargo takip
Copyright © 九州大学・大学院薬学府附属薬用植物園
トップへ戻るボタン